ヒンズー教寺院(スリ マハ マリアマン寺院)Sri Maha Mariaman Hindu Temple

チャイナタウンのすぐそばにあるヒンズー教寺院

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クアラルンプールでセントラルマーケットを通って、チャイナタウン方面に向かう途中に、ヒンズー教の寺院がありました。
精巧な細工の屋根に見入っていると、ちょうどお祈りの始まりを告げる声が聞こえてきました。
入り口のところで様子を見ていたら、おじさんが「こっちへ来い」と手招きをしています。見ると、入り口のすぐ隣には靴を預かるところがありました。ここで靴を預ければ、中に入っても大丈夫のようです。

日本人でも参拝できる

裸足で門をくぐると、水道の蛇口で順番に手足を洗っています。
私もおなじように手足を洗って清めてから、入って行きました。

中は煌びやかに飾られており、天井には蓮の花が描かれています。
中央の奥の方に人影があって、お祈りの声が続いていますが、人がたくさんいてあまりよく見えません。
信者でもないのに、あまり前の方に行ってジーッと見るのも気が引けて、後ろの方で正座して座りました。
すると突然、私の左隣に座っていたおじさんが太鼓を叩き始め、と右前方に座っていたおじさんが笛を吹き始めました。お祈りはだんだん盛り上がって行き、座っていた人々もゆっくりと立ち上がり、中央に集まって列を作り始めています。私は部外者なんだけど、ここまできたらみんなと同じようにしてみよう、と思って立ち上がり、列に加わりました。

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上半身裸で下半身に白い布を巻いた痩せた男の人がロウソクの火を持って近づいてきます。信者は両手を火にかざして、その手を頭に持って行きます。
次の人が、白い粉を指につけて私のおでこにつけました。
3人目の人が、水をひとすくい私の両手にくれました。

これでお祈りは終わりです。みんな三々五々散って行きました。

異国の世界を体験できた、ちょっと不思議な経験をした時間でした。

門を出ると、男の人が話しかけてきました。
なんでも、今日は特別な日だから、位の高い人(?)がお祈りを捧げてくれたそうな。このあと、参拝者に食事がふるまわれるとのことです。
「あなたの宗教は何?」と聞かれたので一応「仏教(Buddhism)」と答えました。
実際のところ、私はカトリック系の幼稚園に通っていたころは毎晩マリア様にお祈りしていたし、おばあちゃんは熱心な真言宗のお寺の檀家だったけれど、私の実家には仏壇などはなかったし、「自分の宗教はコレ」という明確な意識はないのですが。
子どもの頃から、自然の中にも、生活の中にも、「神様」がいるような気はしていて、でも行動として「お祈りする」という行為は、めったにしないので、こうやって毎日の儀式としてお祈りが定着している生活はどんなだろうと想像してみたりしました。

この日の午前中に、バツー洞窟に行ったことを話して、めちゃくちゃ混んでた、と伝えたら、
「そりゃそうだ。今日はラマダン明けの休日だしね、特別な日だ。」とのこと。
ラマダンはイスラム教徒のもので、ヒンズー教徒はこの時期に断食するって決まってるわけではないのだろうけれど、まあたしかに、マレー系らしき人達もバツー洞窟に結構来ていました。観光として来ていたのかしら。

帰りに、靴を預けたところで2リンギ払うのが決まりだったようですね。私、払い忘れました・・・
預ける時に払おうとしたら、その時は断られてしまい、帰りには忘れちゃいました・・・
この記事を見て行く方は、靴預け料金を払い忘れないようにね!

翌日は雨が降っていました

翌日は雨が降っていました

観光情報

住所: Jalan Tun H S Lee 50000 Kuala Lumpur Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur

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