ブルーマンションは、1800年代に“東洋のロックフェラー”の異名をとった中国人実業家、チョン ファッ ツィーさんが住んでいたという豪邸です。
貿易によって栄えたペナン島のジョージタウンならでは、洋風と中国風のミックスされた外観と内装は、一見の価値あり、ということで出かけていきました。
現在はホテルとしても運営していますが、なんか出そうで泊まるのにはちょっと勇気がいるかもしれません。
入場料は大人1名につき、17リンギ(約557円)。
看板には16リンギと書かれていたのを修正してあり、最近値上げしたようです。
ちなみに数年前のガイドブックには12リンギと書かれていました・・・
英語のガイドツアーが11:00 / 14:00 / 15:30と1日に3回あり、エントランスのロビーで始まるのを待ちます。
もう既にゴージャスな雰囲気に満ちてます。
調度品の細かい装飾に目が釘付けになってしまいました。
家主のチョン ファッ ツィーさんは、一家の重要なメンバーをこの邸宅に住まわせ、優雅な暮らしを送っていたそうです。
華僑の女性ガイドさんが英語で説明してくれる
英語のガイドツアーが始まりました。
まずはこの邸宅の歴史から始まり、身振り手振りを交えて、当時の様子を説明してくれます。
このおばちゃんの話が結構長かったわ・・・私のリスニング力が足りなかったせいもありますが。
いよいよ中に入ることになりました!
いきなり中庭。
雨が降るとここに水がたまるのだそう。
おそらく風水的にいいのでしょう。
その奥には、ダイニングがあります。
こちらにも美しい中庭があります。
階段を登ってみましょう。
2階から中庭を見下ろした様子。
日の光が差し込んで、美しい装飾が浮き彫りになります。
麻雀やそろばん、タイプライターなど、当時使っていた物が展示されています。
この麻雀は竹でできていました。
娯楽の少なかった当時は、夜な夜なこういう遊びをしていたのかしら・・・と想像するだけで、昔の世界にタイムトリップしたような気分になります。
写真を取り忘れましたが、この家の娘さんの来ていた服や靴、装飾品などが展示されている部屋もありました。
ガイドさんの説明によると、この邸宅は、以前フランス映画の撮影のロケ地として使われたこともあるそうです。
後で調べてみると、カトリーヌ・ドヌーブ主演の「インドシナ」という映画でした。
まとめ
いやー、それにしても中国のお金持ちって桁が違いますね。
日本にも、似たような感じで、和風と洋風が混ざった建築・インテリアの邸宅を見た事がありますが、このブルーマンションはなんというか、ゴージャス感が半端ないです。
こんなに手のこんだ家具や調度品を目にする機会はなかなかないので、美しいものを見てうっとりするのが好きな人にはいいと思います。
私は風水についての知識がないので、細かいことは理解していませんが、風水に詳しい方なら、より一層楽しめるのではないでしょうか。
ブルーマンションと同じような美術品を見られる施設として「プラナカン博物館(20リンギ)」があります。
また、歴史を深く知りたい方は、ペナン博物館(1リンギ)もおすすめですので、是非行ってみてください。ペナン博物館では、マレー系・インド系・中華系の人々がどのようにペナンにやってきて、どんな暮らしをしていたのかを見る事が出来ます。日本人も、少数ですが住んでいたようです。
ブルーマンション観光情報
Blue Mansion サイト
住所:14, Lebuh Leith 10200 Georgetown Pulau Pinang