マレーシアでのタクシー料金は、日本人にとってはそんなに高額ではありませんので、積極的に利用したい気持ちはありますが、旅行前に調べていると、「高額な料金を請求された」など悪質なタクシー業者が多いのも事実のようです。
こちらは「おんな一人旅」ですし、どうしたら安全にタクシーを使うことができるのかな、と調べていたところ、素晴らしいアプリを見つけました!
その名もMyTeksi。 まずはダウンロードしてみよう!!
スペルミスではありませんよ。
マレーシアでは「taxi」を「teksi」と表記するそうです。
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早速、MyTeksiを使ってみました
ペナン島のジョージタウンで、バスセンターのあるコムターから、ガーニードライブ方面に行きます。
最初の起動画面。
GoogleMapが、現在の位置情報を取得して、近くを走っているタクシーがどのくらいいるかを表示してくれます。
33台も近くにいます!
このマークが出発場所。
このマークが行き先なので、手動で入力します。
その下は、「エグゼクティブ」にすると高級なタクシーを選べるのかな?とりあえず「Metered Budget」にしておき、「Next」をクリック。
ここで、自分の名前とメールアドレス、電話番号を入力します。
初めてアプリを使うので、この画面になりましたが、1度入力しておけば、2回目からはこの画面は出てなくなります。
「Done(完了)」をクリックして、次の画面へ。
「目的地まで、およそ10〜15リンギ」という風に料金の目安が出ました。土地勘がない場所で、おおよその料金が利用前にわかるというのは、ありがたいですね。
「Notes to drivers」の欄には、ドライバーと待ち合わせをするために、自分が今いる場所の目印となるものを入力しておきます。私はこのとき、「I’m at Komtar. downstairs(コムターにいます。下です。)」と入力しました。
「Confirm Booking(予約の確定)」をクリック。
近くのドライバーと連携しています・・・
ここで、ドライバー側がアプリを使って「俺が行く!」とアクションを起こしてくれると、
ドライバーがアサインしてくれました!予約成立です!
まれに、近くにドライバーが少なかったりすると成立しない場合もあるようですが、その場合は「Confirm Booking」に戻って、チップを1〜2リンギ追加すると見つかりやすくなるそうです。
うーん、よくできてる。
あとは、ドライバーが近づいてくるのを待ちます。4分で到着しそうです。
お〜、近づいて来た!・・・と思ったら、私が今いるところと違う道に入ってしまったようです。
電話がかかって来た!どうやら、私が送ったメッセージでは、現在地を把握しづらかったようです。ドライバー側から指示された場所に向かって、無事会う事が出来ました。
今回載せてくれたドライバーさん。「ブログ書くから写真とっていい?」と一応許可をいただいて撮影しました。ありがとうございました!
私はUberも使ったことなくて、初めて配車サービスアプリを体験してちょっと興奮気味に「すごいねこのアプリ!初めて使ったよ。もうタクシー会社必要ないんじゃない?」とまくしたててしまいましたが、ドライバーさんはアッサリしたもんで、「うん、そうだね」って感じでした。
このアプリを使うメリット
まずひとつ言えることとしては、このアプリを使っているドライバーは、確実にスマホを持っているので、GoogleMapを使うことができること。「目的地までの道がわからない」などと言って遠回りされたりすることは、まずないでしょう。道が混んでて遠回り、というのはあるかもしれませんが。
また、確実にメータータクシーに乗ることができます。旅先で料金交渉をするのは煩わしいと感じる人には大きなメリットです。
仮に、何かトラブルがあったとしても、利用者はドライバーの顔と車のナンバー、さらには電話番号までわかっているので、後からアプリ側に申告することができます。ドライバーは、クレームが来ると罰則(数日間の営業停止など)があるそうなので、不遜な行動をしづらい、というのが大きなポイントです。
マレーシア以外の国では、「GrabTaxi」という名前で展開中
「Teksi」という言葉がマレーシア特有のものであったことから、名称を「GrabTaxi」と変更してフィリピン、タイ、シンガポール、ベトナム、インドネシアなどで、同じアプリが使われています。
ソフトバンクが運営会社のグラブタクシー・ホールディングスに、2億5000万ドル(約300億円)を出資しているというニュースが、2014年末にあったようです。
ソフトバンク出資のGrabtaxi、“したたか”と“愚直”で東南アジア普及